第2回 初級 ヒント集 その5

フライス盤

フライス盤は、「角物」といわれる四角形状の工作物を固定し、切削工具が回転して加工する機械です。工作物はひざ形立てフライス(図8)の場合、前後左右と上下左右に動くテーブルの上にボール盤同様、取付具(例:バイス、クランプ具)でしっかり保持されます。

図8:ひざ形立てフライス盤
図8:ひざ形立てフライス盤

加工は、円筒形の端面または円周上に多数の刃を持った、それぞれ正面フライス、エンドミルと呼ばれる切削工具を回転させ、テーブル上の工作物を必要な方向にテーブルを進め(送り)ることで、工作物表面、溝、あるいは複雑な輪郭などを切削します(図10)。

フライス盤では切削工具を図11のようなツーリングホルダーという工具取付具にセットして、主軸に挿入します。

図8は最も汎用的なフライス盤である「ひざ形立てフライス盤」ですが、フライス盤には主軸が横向きの横形フライス盤もあります。

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