第3回 初級 基礎資料 その5

日本国際工作機械見本市(JIMTOF)《問題10 参考》

わが国で開催される工作機械展示会の中で、最も規模が大きいものは「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」です。第1回JIMTOFは1962年大阪で開催されました。これ以前は、いわゆる玩具や家電などから工作機械までの総合産業見本市として東京と大阪で交互に毎年開催されていました。しかし、工作機械の出展が特に多くなったことから、JIMTOFが工作機械の専門展示会として産声をあげました。

この後、東京と大阪での隔年開催を続けましたが、展示館環境等の理由から開催地の一本化を求める機運が高まり、2000年の第20回以降、開催地は東京に一本化され、東京ビッグサイト全館を使用して隔年で開催しています。東京ビッグサイト全館を使用する展示会は、東京モーターショーやコミックマ―ケットなどごくわずかです。

主催者は(一社)日本工作機械工業会と㈱東京ビッグサイトで、金属切削工作機械に加え鍛圧機械、工作機械関連機器、工具等も出展されます。

JIMTOFは来場者の規模では欧州の欧州国際工作機械見本市(EMO)、米国国際製造技術展(IMTS)そして中国国際工作機械展覧会(CIMT)といった世界の主要展示会にほぼ並ぶ規模を誇る国際展示会として、日本から世界に向けて世界最高水準の技術・製品を発信しています。(表4)

展示会名略称EMOCIMTJIMTOFIMTS
開催年2019201920182018
会期9/16~9/214/15~4/2011/1~11/69/10~9/15
開催地独国・ハノーバー中国・北京東京米国・シカゴ
展示場面積(m²)521,285142,00098,540248,000
展示面積(m²)181,00082,19449,716132,315
出展社数(社)2,2111,7121,0852,563
来場者数(人)116,706319,371153,103129,415

表4:世界の主要国際工作機械見本市 比較表

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