第3回 中級(過去問題)

※正解:黄色選択肢

設問1

テーブルや工具などを、真っ直ぐに動かす機構(送り軸)は、工作機械が欠くことができない機構のひとつです。送り軸を構成する機械要素に、一般に使われないものはどれですか?

設問2

5軸制御工作機械のNCプログラムで、機械の構造に関係なく加工する部品形状に応じた座標・工具姿勢を使う方法を何といいますか?

設問3

サーボモータとボールねじを組み合わせて、ステージを移動させる1軸の移動機構を構成しました。ステージの移動量は、リニアエンコーダによって測定します。目標とするステージの移動量に対して、実移動量との差がゼロとなるように制御システムを構築しました。このような制御システムを何と呼びますか?

設問4

NC工作機械の「NC」の意味として正しいものはどれですか?

設問5

NCプログラムのG01(直線補間)指令で指定する情報は何でしょうか?

設問6

ステッピングモータとボールねじを組み合わせて、ステージを移動させる1軸の移動機構を構成しました。ステッピングモータはオープンループで回転角度を制御できるので、簡便にステージを移動できます。ステージの移動量を実測したところ、ステージの移動はできるものの、目標とするステージの移動量に対して偏差がありました。偏差の原因として不適切なものはどれですか?

設問7

5軸制御立形マシニングセンタには直線軸以外の回転軸A軸 C軸に関し、以下の3構成がありますが、この中で航空機部品等大型部品の加工に向く構成はどれですか?

設問8

切削加工に用いる刃物は加工対象の材料より硬い必要があり、大きな力や熱が加わっても摩耗しにくい特性が要求されるため、究極の工具としてダイヤモンドを使用することもあります。ダイヤモンドは硬く鋭利で熱伝導も良いため、工具として多くの優れた特性を有しています。しかし、そのようなダイヤモンドにも苦手とする加工対象の材料があります。それは次のうちどれですか?

設問9

旋盤のサドルの案内面は、図のように片側が三角山状の突起、反対側が平らな断面形状となっています(図中黄色の線)。最も適切な理由は以下のうちどれですか?問9図

設問10

工作機械に使われる空圧機器に要求される圧縮空気を供給するために、一般的に設置されるエア3点セットと呼ばれるユニットに含まれるものは何か?

設問11

工作機械の機内で、加工物などの形状を計測するため、タッチプローブと呼ばれる測定器が広く使われています。これは、工作機械の送り軸を使ってタッチプローブを動かし、プローブの先端についたスタイラス球が測定対象に触れたときに、送り軸を止めその位置を記録することで、接触点の座標を測定します。スタイラス球が測定対象に接触したことを検知する原理として、最も一般的なものはどれでしょうか?

設問12

1970年代の以降、日本からアメリカへの輸出超過により日米間で貿易摩擦が表面化しました。工作機械でも1987年から1993年まで日本からアメリカへの輸出を自粛する動きがありましたが、それは何と呼ばれていましたか?

設問13

工作機械に使われる様々なセンサー・スイッチの多くに、防塵・防水性能が求められます。水溶性切削液の飛沫がかかる場所で最低限要求される防水性能は次のどれですか?

設問14

工作機械は大量生産のための金型製作に使われますが、金型で作られるプラスチック製品の表面形状を形成する金型部品は何ですか?

設問15

刃先コーナ半径がRのバイトを、1回転当たりの送り量fで旋削加工したときの、理論的な加工面粗さを表わす式として正しい式は次のどれですか?

設問16

工作機械のZ軸の向きは何を基準に決められますか?

設問17

切削速度をV、寿命時間をT、切削工具・工作物の材質や加工方法等で決まる定数をnとCとおくと、テーラーの工具寿命方程式を表す正しい式はどれですか?

設問18

工作機械は、生産財であり長期にわたって使用されます。日本機械工業連合会が行った2018年12月末時点での調査で、国内に設備されている工作機械約10万5千台の保有年数(ビンテージ)が判明しました。調査結果によると、15年以上保有の割合はどれですか?

設問19

可動部を持つ工作機械の部品では、平坦度が高まると2つの面の間に固着や焼き付きといった問題が生じるため、微細な潤滑油の供給源となる油溜まりを作るために、「きさげ加工」と呼ばれる人手による特別な加工が製造時の仕上げ工程で必要になります。この「きさげ加工」の表面を表す正しい模様はどれですか?

設問20

航空機部品、医療部品、金型など複雑な形状を容易に製作できる製造法として積層造形法(3Dプリンタ)と呼ばれる手法が注目を集めています。近年では、金属、樹脂、セラミックスなど多種多様な材料が用いられ、ものづくりの工程を刷新する製造法として期待されています。この積層造形法は溶接やめっきと同じ手法に分類されますが、どの手法に分類されるでしょうか?

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